あなたに最適な学習法とは
1年半の長期に及ぶ社会保険労務士試験に対し、皆さんはどのような学習法を用いようと考えているでしょうか。
費用面を重視する方は独学を考えていることでしょう。確かに独学は、自身が書店で購入したテキストと過去問題集だけと出費を抑えることが出来ますし、また、自分のスケジュールに合わせて学習出来る、自由な学習スタイルも多忙な社会人にとっては大きな魅力であるかも知れません。
しかし、その低額な費用と自由な学習スタイルというメリットこそ、独学のデメリットであることを理解しているのでしょうか。つまり、費用が低額だからこそ挫折した時のダメージが少なく、自由な学習スタイルは通学などの強制力がないため、裏を返せばいつでも怠けられるということなのです。
また、独学はその名の通り完全に一人で学習を進めるスタイルです。ゆえに、頻繁に起こる法改正情報も入手できず、また、学習途中で必ず出てくる疑問点や不明点を、誰からも教えてもらうことはできません。
こうしたデメリットを考えた場合、1年半もの長期間に及び、また、膨大な知識を吸収しなければならない社会保険労務士試験の学習として、独学は極めて不向きな学習であると言えると思います。
資格予備校は費用に通学自体も敷居が高い
自由な独学の対局にあるのが、通学という強い強制力を持つ資格予備校への通学です。また、某大手資格予備校の社会保険労務士講座の受講料は実に20万円以上もするため、金銭的な強制力も強い学習法といえるでしょう。
しかし、単に20万円を用意すれば良いかというと、そうではありません。資格予備校の多くは都市部に集中しているため、郊外の方は通学のための交通費が必要となります。多くの社会保険労務士講座は全50回にも及ぶため、例えば往復の交通費が1000円かかった場合、50回の講義に通うためには受講料に加え、5万円もの交通費も必要になるということです。
社会保険労務士試験を受験する多くが20?30代の社会人です。20?30代の社会人にとって、合計25?30万円もの出費を簡単に出せるものではありません。資格予備校の受講は費用的に見て敷居が高すぎる学習法なのです。
また、社会人にとっては毎週決まった時間に講義を受講する時間的な拘束も大きな足かせとなります。大半の資格予備校は平日の講義は19時から開講されます。しかし、退社時間が不安定な民間企業の社会人が、毎回19時きっかりに出席できるかといえば、それは難しいと言わざるを得ません。
当然、途中出席や欠席を繰り返せば、講義について行けなくなることは火を見るよりも明らかです。ついて行けない講義には次第に足が遠のき、いつしか学習自体に挫折してしまう例も少なくはないようです。
講師から生の講義を受けることができ、疑問点をその場で解消できるなど、資格予備校にはやはり大きなメリットがあります。しかし、受講料と交通費を含めた高額な出費と、50回にも及ぶ講義への出席の難しさなどのデメリットを考えた場合、社会人にとって最適とは言えないのかもしれません。
社会人には通信講座がベストマッチ!
私が社会人の方にもっとも適切であると思う学習法が、通信講座への受講です。その理由のひとつが、リーズナブルな受講料です。大半の通信講座が資格予備校に比べ1/3?半額という受講料であり、これなら20?30代の社会人であれ、無理なく投資できる額ではないでしょうか。
教材も図表やカラーを多用することで視覚的にも解りやすさを追求。また、現在の通信講座ではスタンダードとなりつつある、CDやDVDといった記録メディアやネット配信による講義と、今や通信講座の教材やカリキュラムは「安かろう悪かろう」ではなく、資格予備校をも凌ぐ学習効果が期待出来ます。
反面、デメリットとして考えられるのが、独学同様の自由な学習スタイルです。しかし、各講座は学習における疑問点や不明点に無料で解答する体制の確立をはじめ、学習ガイド本により学習の進め方やモチベーションの向上方法を伝授していたり、ホームページで試験情報などを提供したりと、学習の停滞や挫折の防止作を数多く打ち出しているため、受講生が挫折してしまう危険性は、独学に比べ遙かにその確立は低いといえるでしょう。
費用と教材・カリキュラム、時間的拘束とサポート体制。すべてにおいて社会人のニーズに適している学習法が通信講座なのです。ちなみに私が試験合格時に受講していたのが、ネットの掲示板で話題だった「フォーサイト」です。
受講料やテキスト、そしてサポート体制にも満足したのですが、より学習効果をもたらしてくれたのは、フォーサイト独自のDVD講義の存在でした。皆さんが通信講座を選ばれる際には、CDやDVDといったメディア講義の有無はもちろん、その質にもこだわって選んで欲しいと思います。